冬は薪づくりの毎日
「野遊びひとじじめ」では焚き火用の薪を販売していますし、何よりも管理人の住居は薪ストーブのみで暖房していますから、大量の薪が必要です。さいわい、材料となる木は敷地内に十分あります。上の写真は一次乾燥のため枕木の上に薪を井桁状に積んだところ。右手前は乾燥済の薪を積んだ薪棚です。
薪づくりというと薪割りをイメージする方が多いかもしれませんが、それはごく一部。まず立木の伐採から始まって、枝払い、玉切り(長さ40cmほどに輪切り)、薪割り場への運搬、薪割り、乾燥場への運搬、そして2か月ほどの一次乾燥を終えてから薪棚に収めるところまで、なかなかの労力。しかも、その薪を使うのは2夏越してからの冬、つまり2年後になります。
この冬は、11月下旬から伐採を始め、直径10cm前後から最大44cmまで21本を倒しました。うち直径20cm以上が8本。ちなみに、ここでの直径は切り口断面の[(長径+短径)/2]のことです。薪にするには直径25cmぐらいまでのものが扱いやすいです。それ以上になると、玉切りに時間がかかりますし、樹種にもよりますが、割るのに苦労することが増えます。下の写真にある太いクリは伐採はともかくとして、その後の玉切り・薪割りに丸4日はかかりそうです。
これまでに伐採した木の樹種はコナラが7本、クリが5本、ネムノキが4本、エノキが2本、シラカシが1本、その他2本です。このうちコナラとエノキの一部はそれぞれシイタケとヒラタケの原木に回しましたが、他はすべて薪にしています。
この他にも、昨冬に伐採したものの時間切れで玉切り以降の作業をこの冬に行ったのがヒノキ4本、コナラ2本、シラカシ1本です。すべて薪にしました。この後、いずれも直径20cm以上あるクリ4本とシラカシ1本の伐採を予定しています。なんとか2月前半には終えるよう老体に鞭打って頑張ります・・・。
伐採に伴って出る大量の枝葉の処理もなかなか大変です。まず仮置場に集めてから電ノコや剪定バサミで適当な長さに切ります。その後、作業の合間にレンガ造りの焚き火コーナーで燃やしています(こちらのブログに写真などあり)。生木状態でも枝葉なら燃えてくれますし、大量に燃やした後の熾火は料理にも使えます(自家製サラダチキンづくりはこちら)。
もしキャンプ中に薪割り体験をしてみたい方がおられましたら、予約時に自由欄に書いておいていただけば何とかします。11月後半から2月いっぱいまで限定です。