わらび園の火入れ

「野遊びひとりじめ」の南西部にはわらび園があり、4月から8月にわらびが取り放題になります。無人販売にも出しています。

わらびは初冬に枯れて倒れるのですが、春までに焼き払わないと翌年の芽生えが遅れるようです。本当は芽生え始める直前の3月に焼き払うのが好ましいようですが、気象条件がそろったので、ちょっと早めですが、今日の午後、火を入れました。

今日の気象条件ですが、ここしばらく雨がなくて枯れ葉が十分乾燥しており、風が弱く、さらに今晩雨が降りそうでした。火入れの後に雨が降ってくれると少々火種が残っていても安心ですし、灰も飛び散らずに落ち着いてくれます。

ここではいろんな火遊びを(仕事として)していますが、わらび園の焼き払いはいつも相当緊張します。焚き火と違って枯れ草に放った火は一度広がると近づくことさえできなくなるので、事前準備と万一への備えが大事になります。燃やすエリアの外側にある落ち葉は熊手で燃やす側にていねいに集めて、燃えるもののない地面を幅1メートルほど確保します。芝生が接している部分は枯れた芝生に延焼するので、芝生にジョウロで水をまいておきます。さらに消火器およびバケツとジョウロに水を用意して、最後に風を改めて確認してから点火です。

フェンス際の落ち葉などは事前に払い除けています
このときは少し風が出て、なかなかの迫力

今日は午前中はとても穏やかな天気でしたが、午後は風が出てきました。ちょっと迷いましたが強い風ではなかったので、予定通り点火。10分あまりでほぼ燃え尽きて、地面が灰で覆われました。燃え残りのササなどを刈払機で刈って作業終了です。

ものの10分あまりでわらびの枯れ葉(残渣)が見事に焼き尽くされました

さて、今月は予約がまったく入っていません。もともと2月は閑散期ではあるのですが、このまま利用なしとなると2021年6月の開業以来初めてのこと。新型コロナによる行動制限が緩和されて世の中の遊び方が少し変わってきたのか、営業努力が足りないのか・・・。厳冬期も過ぎましたし、土日・祝日も含めてこれからでも予約可能ですから、よろしければご利用ください。

遊び方はあなた次第の貸切り専用キャンプ場

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