フェンスを超える野生動物 ー続編ー
前回のブログでハクビシンやアナグマ、タヌキがフェンスの下をくぐる様子をお伝えしました。フェンス下の穴をふさいでいた丸太が外側から押しのけられていました。そこで、ちょっと長めの丸太を追加した上で、センサーカメラでの撮影をさらに1週間続けてみました。
結果はというと、今度は丸太は動かされなかったものの、その下をさらに掘られていました(上の写真)。撮影された動画により、穴掘りの犯人はアナグマであることがはっきりしました。今回は珍しく2頭同時です。親子か夫婦かはわかりません。ちなみに、ヨーロッパのアナグマでは家族グループで暮らすのが普通のようです。
そこまでして隣の森林からキャンプ場の敷地に入ってくるのは、やはり餌目当てでしょう。キャンプ場内では刈り取った芝などを積んだところや落ち葉の積もったところがあちこちにあり、アナグマが鼻面で餌を探した痕跡がよく見られます。ミミズがよくいますので。ハクビシンやタヌキは柿の実がお目当てのようです。
なお、ワンちゃん連れの予約が入っている場合には直前にフェンス際を一通り点検して、穴はとりあえず防ぐようにしています。ただ、ここに取り上げたように、いたちごっこです。フェンス完成のお知らせでも書きましたが、愛犬が脱走しないように目配せをお忘れなく。
なお、イノシシが入ってきたこともありますが、フェンスが完成した今年3月末以降には少なくともセンサーカメラには写ったことはありません。
まったくついでの話題で恐縮ですが、敷地内の南西側に咲くヤマユリを2本掘ってみました。もちろんゆり根目当てです。どちらも直径5cm足らずしかなく、とても市販品にはかないませんが、おいしそうなゆり根が採れました。ゆり根が十分大きくなるには数年かかるようなので、もう少し日当たりを良くして株ごとに年数を管理すればもっと立派なゆり根も見つかるかもしれません。