看板ネコすばるの冒険
看板ネコすばるのことはこれまでも何回かブログで紹介していますが、今回は夜のお出かけや犬といっしょの散歩のこと。ねこに興味のある人限定です…。
最近では外でトラブルもないので、すばるが希望すれば夜でもリードなしで出してやっています。ふだんは開いているゲートを通って市道へ出入りしています。犬連れのお客さんが来てゲートを閉めるとどうするかというと、彼はここを知り尽くしているので、フェンスの下になんとか通れるぐらいの隙間がある場所を見つけていて、そこから何食わぬ顔で出ていきます。
管理棟のデッキから見渡せる範囲で草を食べたりしていることが多いのですが、どんどん歩いていくことがあることも知っていました。以前はリードを付けて散歩に連れて行ってやったのでその範囲を回っているのだろうと思っていましたが、どこまで行っているのかずっと気になっていました。
そこで、寒さがやわらいだ3月15日の夜にすばるについていってみることにしました。私がついていくことを嫌がるようすはなく、ときどきゴロンと横になってなでなでを要求してきます。ここまではいつものこと。
ところが、うすい月明かりの中を予想以上にどんどん歩きます。まずここから600mほどの龍神の森キャンプ場まで行きました。この夜にはお客さんはいませんでしたので、管理棟やトイレ周りを念入りにチェックして回っていました。ここまで来ただけでも驚きだったのですが、その後も戻る様子はありません。動きは野生動物を思わせる機敏さで、元気いっぱい。
仕方なくついていくと、森の中の遊歩道を進んで風土記の丘に出て、水路や池などをチェックしながらさらにどんどん進み、龍神の森キャンプ場からは反対側になる風土記の丘の駐車場付近まで進みました。さすがに戻るつもりがあるのかどうか信じられなくなってきたので、ここからは私が少し誘導して戻るように仕向けました。リードも餌も用意していなかったのですが、声をかけながら歩くとすばるはついてきます。途中、アカガエルやフクロウの鳴き声がよく聞こえましたが、けものの気配はありませんでした。
行きとは違う道で自宅まであと300mというところまで来たのですが、家を出てから2時間ほどたってかなり疲れていた私は、遊び回るすばるをそのままにして先に戻って寝てしまいました。夜中の2時頃に一度目が覚めたのでデッキを見に行くとすばるが戻っていました。ヤレヤレです。結局、4km以上歩いたと思います。
次は犬との散歩です。当方の専属モデル犬、柴犬のハチが来ていたので早朝に散歩にでかけました。外に出ていたすばるもついてくるようすだったので、止めることはしませんでした。すばるとハチは今ではケンカをすることはなくなったものの、いっしょに遊んだりもしません。
さて、ハチはすばるのことを気にすることなくお気に入りのコースをあちこち匂いをかぎながらもかなりのペースで歩きます。もちろんリードを付けてます。すばるの方はずっとハチを見ながらつかず離れずの距離(10mほど)を保ってついていきます。リードはなし。結局、ハチはこの前すばるが夜に歩いたのとほぼ同じ範囲を歩いて戻ってきたのですが、すばるは問題なくついてきました。
安心のためにすばるにもリードをつければ、犬と猫の同時散歩もなかなかサマになるかもしれないなぁと思った次第です。