夏だ、虫の季節だ!
7月16日、関東地方は梅雨明けしたという発表がありました。夏らしい空と暑さになっています。
管理人は暑いのが苦手ですが、梅雨のジトジトよりはマシかも。そして、夏の暑さが大好きなのが昆虫たち。ミンミンゼミが鳴き始めましたし、自由広場などでは何種類かのトンボが飛んでいます。日暮れ時はヒグラシの声がやさしく響き渡ります。
今日のお昼過ぎ、管理棟の周りをオオムラサキのオスが元気よく飛び回っていました。窓際に止まったところを手で捕まえて撮ったのが上の写真。羽化して何日かたっているのか、羽のりんぷんがだいぶ落ちていましたが、放してやるとまた巡回飛行を始めました。なわばりを守っているようです。
オオムラサキは樹液を吸っているのを見ることもあります。樹液といえばカブトムシ。下の写真は樹液を吸うのに夢中のメスに抱きついて交尾しようとしているオス。また、網を張るクモも多くなり、林縁や林内を油断して歩くと顔にクモの巣がべったり、といったことになるのでご用心。
あまりありがたくない虫もいます。夕方、薪棚を点検していると拳より少し大きいくらいのスズメバチの巣を見つけました。鋭意巣を拡大中のコガタスズメバチ。コガタと名前がついてますが、3cmほどあってなかなかの迫力です。オオスズメバチによく似ているけど小さいということでしょうか。
オオスズメバチやキイロスズメバチほど攻撃性は強くないものの、放置しておくわけにもいかないので、ハチジェットで殺虫してから外壁を壊すと100個近くの巣室があり、中央部にはまゆや大きな幼虫がぎっしり詰まってました。殺虫剤を使ってなければ食べてもいいんだけど…
さらに別の薪棚にはアシナガバチの巣。こちらは当分薪を取り出す予定もないので放置することにしました。フタモンアシナガバチと思われます。
[2021/07/18 追記] 2日前に外壁を壊して追い出したコガタスズメバチの巣を見に行くと、残っていた幼虫やサナギ(まゆ)が消えていました。外壁の残りはそのままで内部が巣板ごときれいに無くなっており、下には落ちていません。残った女王バチが再利用したとかでしょうか? ご存じの方は教えていただけると幸いです。