新型コロナ対応
国内で新型コロナの感染が拡がり始めてからはや1年半。なかなか収束が見えなくて、特に都市部の方はお疲れかと思います。
「野遊びひとりじめ」はひと組限定の野外活動の場ですから、利用者間で感染が拡がるリスクは低いものと考えています。しかしながら、屋外であってもBBQなどの会食での感染が報道されたりしています。特に、ふだん生活をともにしていない人たちで利用される場合にはより細かな注意が必要です。また、管理人は2つの職場でパートの仕事についており、県内の人たちではありますが、それなりの数の人と「濃厚接触」しています。
ということで、「野遊びひとりじめ」でも、新型コロナへの感染リスクを減らすべく以下のように対応します。
- 管理棟へ来られる際には、原則として代表者一人だけでお入りください。マスク着用をお願いします。
- 管理人はマスクをしてお客さまに応対します。
- 天候などが許すかぎり受付は屋外(管理棟玄関前のデッキなど)で行います。
- レンタル品は返却のたびにアルコール消毒します。消毒が困難なものについてはレンタルを見合わせます。
- 屋外水場棟のドアノブなどは利用者がチェックアウトするたびにアルコール消毒します。
- 屋外水場棟に手洗い用の洗剤を常備します。
落ち着くまではまだ年単位の覚悟を
ここからは新型コロナについての管理人なりの想いです。「野遊びひとりじめ」の利用とは関係ありません。
今回のウイルスは、野生動物に感染していたウイルスがヒトへの感染能力を獲得したものです。ヒトにとっては未知の病原体ということになります。
ヒトに限らず、生物は未知の病原体には無防備です。感染のターゲットとなった生物の激減や絶滅につながることもあります。過去には大航海時代にヨーロッパ人の進出先で感染症によって先住民が激減したり、ヨーロッパ人が持ち込んだ生物からの感染症によって島の近縁生物が絶滅したりした例が知られています。
しかし、絶滅しなければ、時間がたつにつれてターゲットの生物側に対抗手段が進化し、平衡状態になるのがふつうです。
もう一つ、新型コロナウイルスの重要な特徴として、感染しても無症状の場合があり、また致死率が比較的低いことがあげられます。主に飛沫感染によって拡がると思われるこのウイルスにとっては、自分の遺伝子を拡げてくれる寄主(感染者)が死んでしまうより、自分たちが体内で増殖しても生きていてくれたほうが好都合でしょう。このことが短期間のうちに世界的な流行につながっているわけです。
さて、今後どうなるか。何もしなくてもヒトはやがて免疫力をつけて生き残るでしょう。変異株が次々と出現するでしょうが、それに対しても十分対抗していけるはずです。そして、今のインフルエンザウイルスとヒトの関係と同じような状態、つまり風邪の1種になるのではないかと思います。
しかし、何もしないと風邪の1種になるまでに多くの犠牲者が出てしまいます。大事なことは、重症化しても死に至らない治療ができる医療体制を維持することです。ということは、感染者数のピークを抑えてダラダラ感染者が出る状態を維持することです。そのためにはヒトの往来・接触を減らし、できるだけすみやかにワクチンを接種していくのが一番でしょう。
往来・接触をどの程度減らすのは、日常生活や経済活動とのバランスしかありません。政治問題化させたり、いたずらに危機を煽ったり、逆に楽観論を振りまくのは、いずれも感心しません。
まちがっても短期間で収束するとか、このウイルスを撃退できるとは思わないことです。落ち着くまではまだ年単位でかかると思っておきましょう。そのほうが実生活上も精神的にもよろしいかと想います。生活習慣を見直すよい機会と捉えるのが究極のポジティブ思考かもしれません。あまりストイックすぎない程度に禁煙や糖質制限、スポーツなどに取り組んではいかがでしょうか。